テニスの結果に関する、途中棄権があった際の取り扱いについて
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2021年全仏オープンにて、4回戦ノバク・ジョコビッチvsロレンツォ・ムゼッティ戦で第1シードのノバク・ジョコビッチが2セット連取で追い込まれながらも、そこから一気に巻き返して2-2とし、最終セットで4-0となったところで、ムゼティが棄権するという1戦がありました。
最終結果は、ジョコビッチ 3-2 ムゼッティで、
ゲームカウントは、6-7,6-7,6-1,6-0,4-0
となりました。
この1戦で、ハンディキャップ2(+5.5)に賭けたお客様から、どうして負け扱いになっているのかというご質問をいただきました(テニスの場合、先に表示されている選手が1、後に表示されている選手が2となり、この場合は、ムゼッティが+5.5ゲームのハンデで勝利となります。)
上記は参考用のスクリーンショット(試合は、別の試合のものなのでオッズは関係ありません)です。
通常、選手が退場、棄権などで通常のゲーム数が消化されない場合には、簡単に言うと、その時点で成立しているものに関しては、賭けとして成立して的中、不的中が付きますが、それ以外は、1倍扱いの返金になります。
では、今回のケースは、なぜ負けになったのでしょうか?
ゲームカウントは、6-7,6-7,6-1,6-0,4-0
ということで、ゲーム数の合計は、ムゼッティが棄権した時点で
28 vs 15になります。
例えば、これが、
最終セット2-0で棄権した場合であれば、返金になっていました。
この差は何かと言うと、その時点で結果が出ているかどうかという点になります。
試合中ではありましたが、既に棄権した時点で、
仮に最終セットを4-6でムゼッティが勝利していたとしても、ゲームカウントは、
28 vs 21になるため、ハンディキャップ5.5を足しても、28 vs 26.5で負けになることが決定していたために、今回の賭けは負けになりました。
逆に、2-0で棄権していた場合は、
26 vs 15なので、ここからムゼッティが6ゲーム連取で2-6で終わっていれば、26 vs 21となり、ハンディキャップ5.5を足すと26 vs 26.5でムゼッティが勝つ可能性もあったため、賭けが有効の状態での棄権ということで返金になりました。
厳密に言うと、ハンディキャップ2(+5.5)は、最終セットで3-0となった時点で負けが確定していたということになります。
テニスの規約に関しては、
利用規約の、『9.スポーツのルール』
『9.22. テニス』の項目に詳しく記載されていますので、賭ける際の参考にしてくださいね!
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